米軍オスプレイ また奄美に緊急着陸 警告灯が表示、1機とどまる

 2023/09/22 07:01
21日夕、奄美空港にとどまる米軍のオスプレイ。22日朝に離陸した=奄美市笠利
21日夕、奄美空港にとどまる米軍のオスプレイ。22日朝に離陸した=奄美市笠利
 21日午後3時46分ごろ、米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の輸送機オスプレイ1機が、警告灯が表示したとして鹿児島県奄美市の奄美空港に緊急着陸した。午後8時22分ごろにも整備用機材を載せた普天間所属の同型機が着陸し、同31分ごろに離陸した。午後9時現在、最初の1機が同空港にとどまっている。

 九州防衛局によると、警告灯が表示した原因は確認中。危険を未然に防ぐ予防着陸だったとしている。

 鹿児島県港湾空港課によると、けが人などは確認されず、民間機の運航への支障や滑走路など空港施設の損傷はなかった。

 国交省那覇空港事務所から午後3時34分ごろ、オスプレイ1機が着陸すると県奄美空港管理事務所に連絡があった。事前の空港使用届の提出はなかった。整備用機材を積んだ機体の着陸は使用届が出された。

 奄美空港には今月14日もオスプレイ1機の警告灯が表示されたとして2機が緊急着陸した。1機は同日中に離陸したが、トラブルがあった機体は18日にメンテナンス作業が完了するまで駐機した。この間、最初の2機を含め整備用機材の輸送など延べ7回オスプレイが着陸した。