米軍大尉も「素晴らしい体験」と絶賛 島唄に六調…日米共同訓練終え地元と交流、親睦深める 奄美大島

 2023/09/24 08:08
六調を踊る陸自隊員や米兵、地元住民ら=23日、奄美市名瀬
六調を踊る陸自隊員や米兵、地元住民ら=23日、奄美市名瀬
 陸上自衛隊と米陸軍は奄美大島での日米共同訓練「オリエント・シールド」を終え、陸自奄美駐屯地がある鹿児島県奄美市名瀬で23日、食事などを通じて住民と交流した。チヂン(太鼓)や三線に合わせて六調を踊り、親睦を深めた。

 陸自と米陸軍が各20人、大熊町内会10人の計50人が参加。大熊漁港や三月浜のごみを拾い、昼食の弁当を公民館で食べた。同駐屯地業務隊の松崎博文さん(43)夫妻が島唄を披露。ハト(指笛)や手拍子も飛び出し、六調で締めくくった。

 米陸軍マルチドメイン・タスクフォースのコーディー・ドビアンスキー大尉(31)は「親切にもてなしてもらい、素晴らしい体験」。町内会長の畑秀義さん(70)は「最初は(米兵に)身構えた住民もいたが、このような機会を持ててよかった」と喜んだ。

 オリエント・シールドは14~23日、国内各地であり、奄美では他国艦艇の侵攻を想定した対艦戦闘訓練、補給物資の運搬訓練を22日まで行った。