「ひよこ」や「鳩」に続く銘菓に ミッションは「とがったお土産」…東京の高校生が考えた。その名は「恋するカンパチ」 鹿屋5店舗が商品化

 2023/09/24 20:41
鹿屋市内の5店舗が考えた菓子=同市の市観光総合物産センター
鹿屋市内の5店舗が考えた菓子=同市の市観光総合物産センター
 鹿児島県鹿屋市内の5菓子店が市特産の「かのやカンパチ」をイメージした新商品をそれぞれ開発した。20日、市観光総合物産センターでお披露目会があり、地元高校生など約30人が試食。参加者全員が「鹿屋の新銘菓に」と期待を寄せた。

 市が昨年実施した全国の中高生向けアイデアコンテストで「とがったお土産を創り出せ」をテーマに募集したことがきっかけ。最優秀賞に東海大学付属高輪台高校(東京)の生徒が考えた商品名「恋するカンパチ」が選ばれ、新たな菓子をつくる提案があった。

 今回の5菓子店は趣旨に賛同し、約8カ月かけて商品を開発した。イモのパウダーを使ったカンパチ形のクッキーを作った誠花堂の川崎裕文代表(65)=寿5丁目=は「全国の人に鹿屋を広く知ってもらえる面白い商品ばかり」とアピールした。

 試食会に参加した鹿屋女子高校3年の窪薗愛理さんと内村乙花さんは「鹿屋らしさを感じられて、食べ応えもある」と味わった。5店舗の菓子は150~200円。10月の鹿児島国体の開会式(鹿児島市)や成年女子バレーボール(鹿屋市串良)の会場で販売する。

 他の菓子店は次の通り。

 菓子工房亜ん寿(寿8丁目)▽菓子工房ボンヴィヴォン(西原4丁目)▽パティスリーモンアンドロワ(笠之原町)▽東京屋菓子店(吾平町麓)