あなたが描いた絵 イルカと共演します 定番イベント「いるかの時間」来夏刷新 かごしま水族館

 2023/09/25 17:26
リニューアル後に公募で寄せられたイルカの絵が表示される大画面=鹿児島市のかごしま水族館
リニューアル後に公募で寄せられたイルカの絵が表示される大画面=鹿児島市のかごしま水族館
 鹿児島市のかごしま水族館は、イルカの能力や仕組みを紹介するイベント「いるかの時間」の中で、来夏から、来館者らが描いたイルカの絵を背景の大型画面に登場させる。同館は「新型コロナウイルス下で控えていた、参加型の演出を再開していきたい」としている。

 「いるかの時間」は、1997年の開館当初から、およそ1年ごとに更新しながら続くイベント。来年の更新に備えてこの夏、これまでデザイナーや制作会社に委託していたイラストを初めて一般から公募した。新しいテーマ「飼育員が答えます!イルカの質問箱」の紹介などに活用されるという。

 全身を真正面から捉えた一枚や、水しぶきを上げて勢いよくジャンプする姿を描いた作品など、県内外から68点の応募があった。

 募集期間中には、イルカの特徴を学んだ上で絵を描くイベントもあり、都城市から家族で参加した庄内小学校1年の池田凌成君は「しっぽが水しぶきに隠れているところが難しかった」と話した。同館は、寄せられた全ての絵を採用する予定。