延期の鹿児島国体、23年開催軸に調整か 塩田知事、佐賀県に協力要請へ

(2020/07/30 08:40)
鹿児島国体開催をPRする県庁前の看板=鹿児島市
鹿児島国体開催をPRする県庁前の看板=鹿児島市
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になった第75回国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)と第20回全国障害者スポーツ大会(燃ゆる感動かごしま大会)について、塩田康一知事が近く、2023年の開催が内定している佐賀県の山口祥義知事を訪問し、早期の開催に向けた協力を要請することが29日分かった。

 開催地には手続き上、準備の段階などに応じて「決定」「内定」「内々定」がある。21年三重、22年栃木は決定済み。23年以降に鹿児島を組み込む案を軸に、主催する日本スポーツ協会や文部科学省(スポーツ庁)、日本障がい者スポーツ協会などと本格的な調整に入るとみられる。

 延期時期を巡っては、三反園訓前知事が4年以内の開催を要望。24年までの開催4県は「各県の意見も聞き、影響の少ない方法を」とスポーツ庁などに要望書を提出した。

 24年までに鹿児島が組み込まれた場合、後続の開催県は1年ずつ順送りされることになる。佐賀県の山口知事は23年に国民スポーツ大会(国スポ)へ名称が変わることを重視し、「最初の国スポは佐賀で開きたい」との考えを示している。

 塩田知事は28日の就任会見で「長年にわたって準備してきた関係者や選手の思いがある。国体を鹿児島で何とか開催する方向でしっかり考えたい」と述べた。

 鹿児島国体と全国障害者スポーツ大会は10月に予定されていた。80万人に及ぶ選手や観客の感染リスクなどから、予定通りの開催を断念。6月に来年以降への延期を決め、時期については未定としていた。