南海トラフ防災拠点完成 8月11日から運用 宮崎県

(2020/07/28 13:00)
完成した宮崎県の新防災庁舎=宮崎県庁
完成した宮崎県の新防災庁舎=宮崎県庁
 南海トラフ巨大地震を含む大規模災害時の拠点として、宮崎県が整備していた新防災庁舎が完成した。震度7以上の地震に耐える免震構造を取り入れ、屋上ヘリポートや最大14日間連続運転できる非常用発電機を備える。27日、報道陣向けに内覧会を開いた。8月11日から運用する。

 地上10階、地下1階建ての鉄骨(一部鉄筋コンクリート)造りで、延べ床面積約2万4400平方メートル。浸水対策のため1階は周囲より1メートルかさ上げし、機械類は上層階に設置した。自衛隊の大型車両が多数駐車できるスペースのほか、国や警察といった関係者が活動する大型会議室、断水時に備えた浄水設備も設けた。

 2011年の東日本大震災を機に庁舎整備を検討し、17年着工した。総工事費約123億円。平時は、危機管理局などの県職員約600人が勤務する。県財産総合管理課の蕪(かぶら)美知保課長は「危機管理の拠点として有効活用したい」と話した。