仕切り板高級感、マイクもシールド 飲み屋街、進化続けるコロナ対策 鹿児島市・天文館

(2020/06/29 11:00)
マイクに取り付けた飛まつ防止用シールド=鹿児島市千日町の「バー・アイティス」
カウンター上に設置した木製フレームの仕切り版=鹿児島市千日町の「ラウンジ・カリオン」
 鹿児島市の天文館で、独自のスタイルで新型コロナウイルスの感染予防に取り組むバーやスナックが登場した。入店前の手指消毒や室内換気はもちろん、“高級感”を演出するアクリル板、飛まつ防止シールド付きカラオケ用マイクなど、現在も進化を続けている。

 6月1日に移転オープンした「ラウンジ・カリオン」(千日町、藤迫千晶代表)は、木製フレーム付きアクリル製透明パネル5枚をカウンターに設置した。ボックス席などにも3枚。費用は全部で約16万円かかった。「木製フレームの仕上げがいい」「店の雰囲気にぴったりだ」と常連客の反応はいい。

 酔った客が誤ってパネルを倒さないように、面ファスナーでカウンターと固定している。港区から来たという宮内三次さん(72)は「こんなに立派なフレームは東京の店でもなかなか見掛けない。相手の表情が見えるので楽しく話せる」とお酒を楽しんだ。

 常連客の多い「バー・アイティス」(千日町)は、8人用のカウンターを3人に制限し、非接触式の体温計も導入した。中でも好評なのが、飛まつ防止シールド付きマイクだ。

 半円状に切った発泡スチロールにフェースシールドを組み合わせた。手首に負担をかけないよう軽量化を図り、重さ50グラムに仕上げた。中川和子代表(44)は、「カラオケ好きなお客さんのために4日間かけて作った。小学生以来の工作だったが思った以上にうまくできた」と話した。

 感染予防に向けた各店舗の取り組みに加え、市社交業組合もコロナ対策を記したチラシ約1000枚を組合以外の店舗にも配布。「明るく楽しい天文館を取り戻そう」と呼び掛けている。