築80年、九州最古、家賃2万1200円…鹿児島県知事公舎ってどんなところ? 

(2020/08/02 06:30)
入居準備のため業者が出入りする知事公舎=鹿児島市荒田2丁目
入居準備のため業者が出入りする知事公舎=鹿児島市荒田2丁目
 鹿児島県の知事公舎(鹿児島市荒田2丁目)で、塩田康一新知事を迎える準備が進んでいる。公選制後3代目知事の故金丸三郎氏から三反園訓前知事まで歴代6人が住み続ける建物の一部は築80年が経過し、九州で最も古い。謎に包まれた公舎とは、どんなところなのか。

 木造2階建て、延べ床面積362平方メートル、敷地面積936平方メートル。1940年、当時の内政部長宅として建てられ、69年に増築した。補修を重ねた末、2017年度には約1400万円をかけ耐震補強と老朽化の激しかった一部を解体した。

 防犯上、間取りは非公表で中は公開しない。県管財課によると、公用の応接間や和室、書斎などがある。ソファーやダイニングテーブル、テレビ、冷蔵庫は備え付けがあり、洗濯機はない。家賃は「築年数を考慮」し2万1200円。光熱費は別途払う必要がある。

 三反園前知事時代は門柱に表札を掲げていなかったが、塩田知事は「塩田康一」の表札を掲げる。

 7月27日に前知事が退去後、ハウスクリーニングや床の補修、畳やふすま、障子の張り替えをしている。塩田知事は8月2日に入居を予定する。

 九州では、長崎が06年に県有財産の有効活用を図るため知事公舎を廃止した。宮崎は公務で用いる公邸部分を県民にも有料で貸し出している。