QRシールで認知症の人見守り 南九州市が無料配布

(2020/05/25 13:00)
QRコードが印刷されている「見守り安心シール」=南九州市役所川辺支所
 南九州市は、道に迷った認知症の人の連絡先が分かるQRコードを印刷した「見守り安心シール」を配布している。衣服や持ち物に貼ってもらい、携帯電話などから読み取り、身元確認ができる。

 シールは縦2.5センチ、横4センチ。市地域包括支援センターの見守り対象登録者のうち、希望した人に10枚を無料で配る。QRコードを読み取ると、同センターや南九州警察署の連絡先が表示される。シールに記された番号を通報先に伝えると本人が特定され、速やかな保護につながる仕組み。

 アイロンやドライヤーの熱で、服や帽子、靴などに接着できる。夜も目立つように反射素材で作った。市によると、これまでに40人が登録。長寿介護課の下尾修一課長(56)は「見守り強化は家族支援にもなる。高齢者が暮らしやすい地域づくりにつなげたい」と話している。