時計 2020/10/16 20:00

国体補助金を不正受給 鹿児島県水泳連盟の元指導者、旅費を二重請求

南日本新聞ニュース
 鹿児島県水泳連盟の元競技指導者が2015~18年に、鹿児島国体の競技力向上対策事業に絡む旅費を二重請求するなどして、県の補助金約134万円を不正に受給していたことが15日、分かった。県は同連盟と元指導者の所属団体に返還命令を出し、両団体は今年3月までに加算金を含む約168万円を返還した。

 県が同日の県議会決算特別委員会で報告した。19年6月に外部からの情報提供で発覚。元指導者は辞任し、県連盟は不正受給を日本水泳連盟に報告した。

 県によると、選手・指導者向けと競技運営役員養成向けの二つの補助事業がある。元指導者は同じ日に同じ場所であった強化練習会と研修会の旅費をそれぞれ請求したり、出席していない人物名で請求したりした。

 補助金は県連盟や所属団体を通じて請求され、県は両団体に交付していた。返還対象は計31件に上った。

 県は発覚後、全競技団体を対象に調査したが、ほかに不正は確認されなかった。領収書だけでなく、参加者名や旅程の明細などを提出するよう再発防止策を講じた。県国体・全国障害者スポーツ大会局は「二度と起きないよう、チェックを強化する」としている。