12日まで大雨恐れ 鹿児島県内、土砂災害に警戒

(2020/07/10 10:30)
南日本新聞ニュース
 九州北部付近に停滞した梅雨前線の影響で、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方は9日、断続的に雨が降った。10日は昼すぎにかけて局地的に激しい雨が降る見通し。これまでの記録的な大雨で地盤が緩んでいる所があるとして、鹿児島地方気象台は土砂災害に警戒を呼び掛けている。前線の活動が活発化し、12日ごろまで大雨が続く恐れがある。

 9日の県内は、前線に暖かく湿った空気が流れ込み、大気が不安定になった。県の雨量計によると、南大隅町で午後7時40分までの1時間に49ミリの激しい雨が降った。

 2日の降り始めから9日午後9時までに、鹿屋市は年間降水量の約半分の1106ミリに達した。志布志市は7月降水量の平年値の2.7倍となる808ミリ、指宿市は同2.7倍の807ミリ、曽於市は同2.3倍の780ミリを観測した。

 大雨の影響で交通も乱れた。鹿児島県などによると、9日午後8時現在、国道269号や220号、447号の複数区間、県道30カ所で通行止め。JRの在来線は鹿児島線などで運休が続き、指宿枕崎線などで減便や遅れが出ている。

 県教育委員会などによると、大雨のため、県内の小・中・高校と特別支援学校の計35校が休校した。

 10日も県内は前線と湿った空気の影響を受ける。気象台は、11日午前0時までの24時間の降水量を薩摩地方で150ミリ、大隅地方で120ミリと予想している。