新型コロナ 1日30人感染確認 鹿児島県内各地に拡大 うち28人はショーパブ関連

(2020/07/04 06:00)
 鹿児島県と鹿児島市は3日、新型コロナウイルスの感染者計30人を確認したと発表した。このうち同市天文館のショーパブ「NEW おだまLee男爵」で発生したクラスター(感染者集団)は計28人。居住地は鹿児島市のほか、大隅、南薩など県内各地にわたる。同店関連のクラスターは36人に拡大した。

 集団への感染経路は判明していない。クラスター以外に陽性が判明したのは鹿児島市発表の2人。これまでに県内で確認された感染者は51人、同市で32人になった。

 県は、県内の感染症指定医療機関の感染症病床か鹿児島市の一般病床に50床を確保しており、症状がある人を優先に4日までに全員収容する。広域での搬送・入院になるため、県は調整本部の災害派遣医療チーム(DMAT)を招集し、調整にあたっている。

 県が発表した感染者は20~60代の男女12人でいずれもクラスター関連。居住地は志布志、枕崎市が各4人、指宿、伊佐、霧島の3市と東串良町が1人ずつ。12人中11人が、店が「換気のため開けていた裏口を閉めて営業した」という27日に来店している。

 ほとんどの感染者が軽症または無症状。具体的な症状や行動歴、職場、濃厚接触者は確認中。県は「感染者がさらに増える可能性がある」としている。12人の中には陽性判明時に持病で入院中だった人がいる。個室に入っており、入院先に院内感染がないか調べる。

 鹿児島市が発表したクラスター関連の新たな感染者は、同市在住の40代女性ら市内外の16人。
 県や市はPCR検査をするため、同店を訪れた客らに帰国者・接触者相談センターへの連絡を呼び掛けている。

 市が2日夜に店名を公表した後、市の相談センターには3日正午までに198件、県が管轄する相談センターには3日午後3時までに134件の相談があった。3日のPCR検査数は計130件に上った。