2018/11/14 本紙掲載 

第66回学校新聞コンクール

 第66回学校新聞コンクール(南日本新聞社主催、鹿児島県教育委員会後援)の受賞校が決まった。中学校の部の1席は鴨池中の「鴨池魂」、2席は口之島小中の「タモトユリ」、3席は伊敷中の「翌檜新聞」が受賞。高校の部では、1席に鹿児島南高の「鹿南タイムズ」、2席に甲南高の「甲南高校新聞」、3席に種子島高の「種子高新聞」が輝いた。それぞれの喜びの声を紹介する。表彰式は17日午後1時半から鹿児島市の南日本新聞会館である。

中学校の部
1席鴨池中 鴨池魂
2席口之島小中 タモトユリ
3席伊敷中 翌檜新聞
高校の部
1席鹿児島南高 鹿南タイムズ
2席甲南高 甲南高校新聞
3席種子島高 種子高新聞
審査総評

読者引き込む新聞を

鹿児島県教育委員会義務教育課
假屋一成 指導主事

【中学校の部】 今回、新たな風を感じさせる新聞の応募とともに、学校や地域の様子を分かりやすく、また、読者に楽しく伝えたいという思いが伝わってくる新聞が多く見られた。
 1席の鴨池中学校2年生「鴨池魂」は、生徒たちの生き生きとした様子がよく分かる写真がとても効果的であり、さらに毎回掲載されている進路に関わる企画は、年間を通してキャリア教育を意識した取組が充実している様子が生徒のコメント等からもよく伝わってくる。
 2席の口之島小中学校「タモトユリ」は、読む側が興味深くかつ楽しくなるように、トップ記事や写真の配置、効果的な見出しが見られた。また、毎回掲載される手書きの四コマ漫画は、児童生徒の温かい思いがとても伝わってくる。
 3席の伊敷中学校「翌檜新聞」は、学校行事や日頃の学習の様子に加え、生徒や先生のコメント、時事問題を扱った「生徒会の窓」など、見出しや紙面構成がよく工夫されている。
 どの学校も、楽しく読み応えのある新聞づくりがなされており、学校や地域の素材を十分生かしている。今後も、先生方の支援により、読む側をその記事に引き込むような新聞づくりに期待したい。

「見出し」を工夫して

鹿児島県教育委員会高校教育課
内西昭文 指導主事

高校の部】 学校新聞コンクールは、10月の新聞週間にちなんで、学校新聞の充実および向上を目的に開催されている。今回、読者を引き付ける工夫の一つである「見出し」に注目してそれぞれの記事を読み直してみたい。
 1席の「鹿南タイムズ」(鹿児島南高校)は、「応援声高く」(第16号1面)から写真との一体感を、「新たに動員された学校が判明」(同2面)から取材力の高さを感じ、学校新聞のスタイルが確立し、代々引き継がれている様子がよく分かる。
 2席の「甲南高校新聞」は、「甲南高校の『いま』に迫る」(第242号3面)から書き手の一生懸命さや表現力の高さを感じる。3席の「種子高新聞」(種子島高校)は、「履きたいわらじ」(第28号2面)から将来の自分や未来の種子島を思う高校生の熱意を感じる。
 学校行事や部活動等における活躍や自分たちの主張に加えて、よく考え、工夫した「見出し」を添えることで多様な読者を引き付ける素晴らしい学校新聞になる。また、地域や社会に関するさまざまな情報も効果的に収集して記事にしてほしい。
 「動きだす勇気をくれたあの一行」(新聞週間標語の入選作)
 読者の琴線にふれる充実した学校新聞を来年度以降も期待したい。