2021/11/19 本紙掲載 

学校新聞コンクール

 第69回学校新聞コンクール(南日本新聞社主催、鹿児島県教育委員会、県高校文化連盟後援)の受賞校が決まった。中学校の部の1席は口之島小中学校の「タモトユリ」、2席は伊敷中の「翌檜(あすなろ)新聞」、3席は宝島小中の「メイメイ」が受賞。高校の部では、1席に大島高の「大高ジャーナル」、2席に甲南高の「甲南高校新聞」、3席に種子島高の「種子高新聞」が輝いた。各校の喜びの声を紹介する。

中学校の部
1席口之島小中 タモトユリ
2席伊敷中 翌檜新聞
3席宝島小中 メイメイ
高校の部
1席大島高 大高ジャーナル
2席甲南高 甲南高新聞
3席種子島高 種子高新聞
審査総評

読者意識した紙面進歩

鹿児島県教育委員会義務教育課
鷲見博生

 今年も、各学校の新聞作りの進歩は止まらなかった。時間の制約がある中、さまざまな工夫を凝らして形にしてくれたことに感謝したい。
 口之島小中学校「タモトユリ」は昨年度に続く1席。学校や地域の行事を中心にボリュームがあり、読みやすい。「タモトユリ調査隊」は相当な時間をかけて取材されている。知りたい気持ちや調べたことを島民に伝える強い思いが伝わってくる。
 4年連続入賞で、2席の伊敷中「翌檜新聞」はインパクトのある見出しに興味をかき立てられる。構成や読みやすさは他校の参考となる点が多い。「教えて!イシキーズ!!」は生徒会の歴史にも触れ、新入生以外にも新しい発見となるに違いない。
 3席の宝島小中「メイメイ」は3年連続の入賞。見出しや構成が工夫され、読みやすい。島民に読んでほしい思いが、どの記事からも伝わってくる。「学校行事レポート」は臨場感があり、ワクワクした気持ちになる。
 読み手を意識し、読者のニーズをつかみ、何を伝えるかを決めて、取材する。チームでたくさん議論してほしい。新聞作りを通して、普段授業で学んだことを相互に結び付けていく力が育成されることも期待したい。

元気与える記事目立つ

鹿児島県教育委員会高校教育課
永盛光国

 今年は、コロナ下でも、読者に元気や勇気を与えられるよう、さまざまな視点や切り口から学校の魅力を発信したり、号外を発行したりと趣向を凝らした学校が多かった。
 1席の大島高「大高ジャーナル」は、高校生の活躍や学校行事、歴史だけでなく、地域の魅力や伝統についても丁寧に取り上げている点に特徴がある。オンライン活用で多くの行事が成功したことを伝える記事からは、編集者の強いメッセージを感じた。
 2席の甲南高「甲南高校新聞」は、校内での話題を起点とした多様で意欲的な記事から学校の魅力がよく伝わってくる。昨年開催できなかったスポーツ交歓会の号外は見るものを勇気づけるものであった。
 3席の種子島高「種子高新聞」は、各学科の生徒の様子や活躍が、お互いによく分かるように配慮されている点に特徴がある。社会全体や地域の話題や課題について取り上げたコラムも魅力だ。
 今回、出品数が増加しただけでなく、発行回数が増加した学校もあった。各新聞の記事の内容、紙面構成、新しい企画の実施等からはコロナによる活動制限を感じられず、発行に携わった人々の情熱と工夫が感じられた。