2019/11/14 本紙掲載 

学校新聞コンクール

中学校の部

1席

金久中 真潮の風

多様な視点盛り込む
1席受賞を喜ぶ金久中学校の生徒ら

 初出品で1席に輝いた。月1回発行し、学校行事や身近な話題を取り上げる。執筆は生徒会の2、3年生14人が中心だが、各学級にも依頼して多くの生徒の視点で紹介できるように工夫した。顧問の久保秀仁教諭(45)は「生徒同士が何を考えているのかを理解し合い、一体感をもてるようにしたかった」と話す。
 テーマは編集長の3年、野田萌加さんが久保教諭と話し合って決定。文化祭、職場体験といった行事のほか、世界遺産、奄美の日本復帰運動など地域に根ざした話題にも取り組んだ。6月は市役所を取材し、7月と9月号で特集。2月に完成した新庁舎や海沿いの埋め立て事業などを掲載し、関心を引き寄せた。
 生徒会長の3年、喜村健太さんは「気になっていたテーマを取材できて楽しかった。伝わる文章が書けるようになった」と振り返る。各担当者から寄せられた記事の修正、入力までこなした野田さんは「特に最初は大変だったが、みんなで制作した新聞が評価されてうれしい。多くの生徒が携わる今の形を引き継いでほしい」と後輩に期待した。

2席

伊敷中 翌檜新聞

日常の気付き伝える
2席に輝いた伊敷中学校の生徒たち

 昨年の3席から順位を上げた。生徒会23人のうち、希望制で募った翌檜部会14人が取材し、月1回発行する。今年のコンセプトは「気付きを伝える」。日常の中で気付いた伊敷中の良さを伝えたい、という思いを込めた。
 活躍した生徒らの素顔を取り上げるコーナー「FACE」や、コラム「生徒会の窓」のほか、ぞうきんがけに関する特集など、オリジナリティーあふれる記事が目立つ。政治などの硬い話題も読者に興味を持ってもらうため、専門用語を簡単な言葉に言い換える工夫を凝らしてきた。
 広報部長の3年、安藤綜悟さんは「クラスの友達に『読んだよ』『名前載ってたね』と言ってもらえるとやりがいを感じる」。広報副部長の2年、宮ノ前那海さんは「これからも生徒会の活動をアピールできる新聞にできたら」と意気込む。
 生徒会担当の上妻恵美教諭(39)は「生徒がいろんな視点を持てるようになっていると感じる」と目を細めていた。

3席

宝島小中 メイメイ

島民意識し地元密着
3席を受賞した宝島小中学校の中学生たち

 学校で飼っていたヤギにちなんだ児童生徒会新聞「メイメイ」。中学生6人が毎月発行し、児童と一緒に島内の全63戸(10月末現在)に配り、学校のホームページにも載せる。
 島民を意識した地域密着型の構成だ。学校や地域行事の紹介、島民インタビューのほか、列島マラソンや環境問題など身近な話題を取り上げる。本に親しんでもらおうと、生徒お勧め本の紹介コーナーも新設した。
 2年ぶりの3席入賞。新聞部前部長の3年、平田一華さんは「読んだ人が自然と笑顔になれる紙面作りを心掛けてきた」と話す。「見ているよ」「とってもいい記事だった」。島民からの言葉が大きな励みだ。
 顧問の腰俊昭教諭(39)は「生徒が書きたいテーマを積極的に提案するようになった」と評価する。文章力を磨くため、6人全員掲載を目標に南日本新聞「若い目」に投稿を続ける。「荒削りでも、書き手の思いが伝わる文章になってきた。今後も島民に密着し、愛される新聞作りを目指してほしい」と話す。