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これが出てたら大丈夫…鹿児島市防災会議、桜島避難計画を修正 「完了板」導入へ
(2023-03-23)

防災訓練で玄関先に掲示された避難完了板=2022年11月、鹿児島市桜島赤生原町(画像は一部加工してあります)

修正案は2月の市議会特別委員会で当局が説明。現計画では、家族全員の氏名などをカードに記入し、避難先で消防団員や町内会長に渡すが、完了板は玄関先に掲示することで避難済みと確認できる。過去2回の桜島総合防災訓練での検証を経て正式導入する。
下鶴隆央市長は取材に、「避難確認を迅速に行う必要がある。試行的に実施し、効率化することができた」と経緯を説明した。
島外避難は原則、バスや桜島フェリーを使うが、道路寸断の場合などはフェリーが最多で20カ所の避難港へも救援に向かう。現計画で藤野など4港を担う第十五櫻島丸が3月末で運航を終えるのに伴い、残る4フェリーでカバーするよう修正した。
会議には県や大学などから58人が出席。市街地側に降灰が予想される場合の避難計画には、道路管理者の基本的な役割分担やJR九州の対応方針を盛り込んだ。
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