373桜島トップ

桜島関連ニュース

桜島大噴火 経路分散で30時間内避難 鹿児島市、計画修正案を報告

(2021-02-04)
鹿児島市の市街地側住民の避難計画修正案などについて意見を交わす協議会=3日、鹿児島市のアートホテルかごしま
鹿児島市の市街地側住民の避難計画修正案などについて意見を交わす協議会=3日、鹿児島市のアートホテルかごしま
 桜島以南4火山の防災協議会が3日、鹿児島市であり、市は桜島で大規模噴火の恐れが高まった際の市街地側住民の避難計画修正案を報告した。現行計画では桜島から半径十数キロ圏内に住む避難対象地域の住民が圏内を離れるまでに、大渋滞によって最長101時間36分かかるとの試算を踏まえた。

 修正案は駅周辺住民への鉄道利用の呼び掛けや避難経路の分散などを盛り込み、30時間以内の避難を目指す。

 京都大学火山活動研究センターの井口正人教授は「風の強さによっては火山灰が半径十数キロ以上降ることがある。状況は変わることも市民に周知する必要がある」と指摘した。

 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)となっている薩摩硫黄島(三島村)の警戒レベル運用の修正案も協議。大きな噴石が飛ぶ噴火は過去に確認されておらず、レベル2の警戒範囲を現行の火口1キロ以内から、火山の活動状況によって0.5キロ以内と1キロ以内の2種類とし、警戒レベルの判定基準に海底噴火の状況を新たに加えることを盛り込んだ。

 二つの修正案は年度内に決定する。