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【桜島防災訓練】噴火に備え ペットも避難 専用区画6年ぶり設置 7月の警戒レベル上げ時、飼い主から不満
(2022-11-20)

飼い犬を車に乗せる岩元明美さん=19日、鹿児島市桜島古里町

ペット避難所に飼い犬を預ける岩元益男さん=19日、鹿児島市桜島横山町の南栄リース桜島アリーナ
市が訓練で避難区画を設けるのは2016年1月以来。今年7月の噴火警戒レベル5(避難)引き上げ時、避難所となった高齢者福祉センター東桜島では、開設後2日間、ペットが持ち込めず、飼い主から不満の声が上がった。環境省はペットとの同行避難を原則としており、市は改めて周知しようと、飼い主にペットとの参加を呼びかけた。
古里町の岩元益男さん(59)明美さん(53)夫婦は、雄のチワワ「チョコ」と避難した。午前9時半にレベル4の「高齢者等避難」が発令されると、明美さんがチョコを犬用キャリーバッグに入れ、車の後部座席に乗せた。約45分後にチョコを避難区画に預けた。
益男さんは「ペットも家族のような存在。避難しなければならない時は、今回のように連れて行きたい」と話した。
避難区画には、同行避難のガイドラインや、用意しておくべき備蓄品を紹介するコーナーが設けられた。益男さんは「家族の避難グッズしか用意していなかった。災害時に備え、ペット用品もそろえるようにしたい」と話した。
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