岩手大元教授の八木一正氏が立候補表明
「郷里の生き残りを」
(2020-06-03)
元岩手大学教育学部教授の八木一正(いちまさ)氏(70)=曽於市=は6月2日、鹿児島県庁で記者会見し、7月12日投開票の県知事選に無所属で立候補する意向を表明した。「人口減は深刻で、このままでは地方は消滅する。若者が地元に残る施策を展開し、郷里の生き残りを図りたい」と述べた。
曽於市出身。岩川高校卒。東京学芸大学大学院博士課程修了。1977年から都立高校で物理教諭を20年以上務め、2002年に岩手大学教授に就任。定年退官した15年に鹿児島に戻った。
八木氏は県政の課題を「場当たり的で、どんな県を目指すのか未来指標が見えない」と指摘。県の新総合体育館計画は「狭い場所に無理に造ろうとしている。中止して再検討すべきだ」と述べ、その予算を新型コロナウイルスで影響を受けた中小企業や県民への支援に充てる考えを示した。
このほか、柔軟な単位取得で高校を2年で卒業できる教育特区を提唱。原発政策は「即時の運転停止は現実的に難しい」とした上で、脱原発に向け再生可能エネルギーを積極推進するという。
次期知事選には、現職の三反園訓氏(62)、新人で元鹿児島大学特任助教の有川博幸氏(61)、同じく新人で前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)、前知事の伊藤祐一郎氏(72)が立候補を表明しており、八木氏で5人目。ほかにも市民団体が候補擁立を模索している。
曽於市出身。岩川高校卒。東京学芸大学大学院博士課程修了。1977年から都立高校で物理教諭を20年以上務め、2002年に岩手大学教授に就任。定年退官した15年に鹿児島に戻った。
八木氏は県政の課題を「場当たり的で、どんな県を目指すのか未来指標が見えない」と指摘。県の新総合体育館計画は「狭い場所に無理に造ろうとしている。中止して再検討すべきだ」と述べ、その予算を新型コロナウイルスで影響を受けた中小企業や県民への支援に充てる考えを示した。
このほか、柔軟な単位取得で高校を2年で卒業できる教育特区を提唱。原発政策は「即時の運転停止は現実的に難しい」とした上で、脱原発に向け再生可能エネルギーを積極推進するという。
次期知事選には、現職の三反園訓氏(62)、新人で元鹿児島大学特任助教の有川博幸氏(61)、同じく新人で前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)、前知事の伊藤祐一郎氏(72)が立候補を表明しており、八木氏で5人目。ほかにも市民団体が候補擁立を模索している。
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