伊藤祐一郎前知事が出馬表明
「実行力で県政立て直す」
(2020-02-11)
前鹿児島県知事の伊藤祐一郎氏(72)=出水市=が2月10日、鹿児島市で記者会見し、7月27日の任期満了に伴う県知事選に無所属で立候補すると正式に表明した。「ビジョンと実行力で県政を立て直したい」と語った。自民、公明両党と連合鹿児島に推薦願を同日提出した。
表明は4人目。戦後の県政で前職の立候補は例がない。伊藤氏は「現県政への危機感」を理由に挙げ、自身が尽力した財政の健全性が揺らぎ、県庁の組織能力が低下していると指摘。「いま立て直さなければ、鹿児島の将来に大きな禍根を残してしまうとの思いが湧いた」と話した。
県政の重要課題として九州電力川内原発への対応や新総合体育館建設にも触れ、マニフェスト(政策綱領)を5月前後に公表する。
伊藤氏は出水市出身で、東京大学卒の総務省官僚。総括審議官から2004年の知事選で初当選し、3期連続務めた。16年の前回選挙で自民から公認並みの支援を受け4選を狙ったが、「脱原発」を掲げて野党が支援した三反園訓氏(61)との一騎打ちに敗れた。
次期知事選は三反園氏、鹿児島大学特任助教の有川博幸氏(61)、前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)が立候補を表明。三反園、塩田両氏も自公に推薦願を出している。
表明は4人目。戦後の県政で前職の立候補は例がない。伊藤氏は「現県政への危機感」を理由に挙げ、自身が尽力した財政の健全性が揺らぎ、県庁の組織能力が低下していると指摘。「いま立て直さなければ、鹿児島の将来に大きな禍根を残してしまうとの思いが湧いた」と話した。
県政の重要課題として九州電力川内原発への対応や新総合体育館建設にも触れ、マニフェスト(政策綱領)を5月前後に公表する。
伊藤氏は出水市出身で、東京大学卒の総務省官僚。総括審議官から2004年の知事選で初当選し、3期連続務めた。16年の前回選挙で自民から公認並みの支援を受け4選を狙ったが、「脱原発」を掲げて野党が支援した三反園訓氏(61)との一騎打ちに敗れた。
次期知事選は三反園氏、鹿児島大学特任助教の有川博幸氏(61)、前九州経済産業局長の塩田康一氏(54)が立候補を表明。三反園、塩田両氏も自公に推薦願を出している。
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