県保険医協アンケート
立候補予定4人回答 医療福祉や原発 5項目
(2020-06-22)

質問は、都道府県による国民健康保険の運営や乳幼児医療費助成、九州電力川内原発(薩摩川内市)の運転延長など5項目。現職の三反園訓氏(62)、元職の伊藤祐一郎氏(72)、新人の有川博幸氏(61)、塩田康一氏(54)、八木一正氏(70)、横山富美子氏(73)の計6人に送付し、三反園、塩田両氏を除く4人が答えた。
病床数の適正化が議論されている県地域医療構想では、有川氏は「病床削減で医療崩壊を招きかねない」、横山氏は「(病床に)余裕があれば災害時に対応できる」として反対の立場を示した。
原発政策は、横山氏が早期の運転停止を訴え、他の3氏も脱原発の方向性で一致した。伊藤氏は「福島原発事故後30年で原子力発電を終了させることを原則に具体的な行程表を作る」、八木氏は「即廃炉は電力不足と地方経済の影響につながる」とし、川内原発の運転延長を視野に入れた考え方を示した。
アンケート結果は協会の医師、歯科医師約1200人に送り、ホームページなどでの公開は予定していない。
知事選にはほかに、青木隆子氏(57)と武田信弘氏(66)の新人2人も立候補の意向を表明している。
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