[立候補予定者はこんな人]横山富美子氏
小柄な体に闘志秘め
(2020-06-22)
■内科医・青山浩一さん(58)=鹿児島市
横山富美子さんの亡き夫が遠戚だった縁で、私が小学校高学年の時に初めて会いました。にこにこした表情と、穏やかな口調は今も昔も変わりません。一見すると、物腰の柔らかい「おばあちゃん」。ところが、強い信念と行動力の持ち主で、身長150センチに満たない小柄な体に「静かな闘志」が秘められています。
横山さんが医師になったのは半世紀前。女医が少なく、子育て支援の制度も施設も今ほど充実していない時代です。彼女は妊娠中ながら解剖や臨床報告、筆記試験と難関をクリアし、神経内科の専門医認定を受けました。一度これと決めたら、最後までやり遂げる精神力に驚かされました。
「内科は全身を診る。医師ならば一度は経験した方がいい」というのが彼女の考え方。私もその言葉に導かれて内科医になりました。患者の声に耳を傾け、体の異変の原因を究明し、治療に役立てる。県政のリーダーにも通じるものがありませんか。県民に寄り添い、課題解決を図っていく知事が求められていると思います。
横山さんは、約30年前に奄美大島の診療所長を務めたことがあります。猛毒のハブの咬傷(こうしょう)に悩む住民を救おうと、繁殖を抑える研究に取り組みました。私も奄美での仕事を手伝う機会があり、患者思いの仕事ぶりが印象に残っています。
鹿児島大学の医局在籍中には、同僚の医師や看護師と離島を回る「キャラバン診療」にも参加した行動派です。医療資源に乏しい離島の事情を身をもって知るからでしょう。知事選での主要政策に医療体制の充実を掲げています。
太平洋戦争終結の翌年に生まれ、戦後の復興とともに人生を歩んできた世代です。だからこそ、核兵器の恐ろしさと平和の尊さを長年訴え続けています。73歳となった今も、元気に自ら患者さんを診ています。仕事の合間を縫って知事選に向けた活動をするとのこと。地域医療の一翼を担っているという責任感からでしょう。支援者の1人として、彼女の魅力や県政の考え方を多くの人に伝えていきたいです。
あおやま・こういち 久留米大医学部卒。内科医。地元・鹿児島市でますみクリニックを経営。
横山富美子さんの亡き夫が遠戚だった縁で、私が小学校高学年の時に初めて会いました。にこにこした表情と、穏やかな口調は今も昔も変わりません。一見すると、物腰の柔らかい「おばあちゃん」。ところが、強い信念と行動力の持ち主で、身長150センチに満たない小柄な体に「静かな闘志」が秘められています。
横山さんが医師になったのは半世紀前。女医が少なく、子育て支援の制度も施設も今ほど充実していない時代です。彼女は妊娠中ながら解剖や臨床報告、筆記試験と難関をクリアし、神経内科の専門医認定を受けました。一度これと決めたら、最後までやり遂げる精神力に驚かされました。
「内科は全身を診る。医師ならば一度は経験した方がいい」というのが彼女の考え方。私もその言葉に導かれて内科医になりました。患者の声に耳を傾け、体の異変の原因を究明し、治療に役立てる。県政のリーダーにも通じるものがありませんか。県民に寄り添い、課題解決を図っていく知事が求められていると思います。
横山さんは、約30年前に奄美大島の診療所長を務めたことがあります。猛毒のハブの咬傷(こうしょう)に悩む住民を救おうと、繁殖を抑える研究に取り組みました。私も奄美での仕事を手伝う機会があり、患者思いの仕事ぶりが印象に残っています。
鹿児島大学の医局在籍中には、同僚の医師や看護師と離島を回る「キャラバン診療」にも参加した行動派です。医療資源に乏しい離島の事情を身をもって知るからでしょう。知事選での主要政策に医療体制の充実を掲げています。
太平洋戦争終結の翌年に生まれ、戦後の復興とともに人生を歩んできた世代です。だからこそ、核兵器の恐ろしさと平和の尊さを長年訴え続けています。73歳となった今も、元気に自ら患者さんを診ています。仕事の合間を縫って知事選に向けた活動をするとのこと。地域医療の一翼を担っているという責任感からでしょう。支援者の1人として、彼女の魅力や県政の考え方を多くの人に伝えていきたいです。
あおやま・こういち 久留米大医学部卒。内科医。地元・鹿児島市でますみクリニックを経営。
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