[立候補予定者はこんな人]青木隆子氏
人を巻き込む元気者
(2020-06-22)
■NPO法人理事長・野中涼子さん(44)=徳之島町
青木隆子さんとの出会いは2009年2月、合計特殊出生率の全国1~3位を徳之島3町が独占したという報道の直後です。私が助産師として働いていた病院の産科が休診し、子宝日本一の島の産科は1カ所に減りました。そんな離島のお産事情を取材に来ました。
初めて会った時の印象は「あっ、青木隆子だ」。高校を卒業して島を出るまで鹿児島テレビ(KTS)の情報番組「ナマ・イキVOICE」やニュースで見ていました。本物は「元気で、きれいで、パワフル」。
取材を受ける側だった私は、逆に多くのことを教わりました。当時、与論や喜界で産科がなくなり、島外出産を強いられていました。「徳之島はまだ1カ所残っている」と安心していたところ、「1カ所になると負担が集中し、医師たちが疲弊していく。今動き出さないと島でお産ができなくなる」と、青木さんが危機に気付かせてくれました。他の島も取材していただけに、よくご存じでした。
島民と行政、病院がしっかり連携し、守っていかなければいけません。離島の産科医療を考えるシンポジウムを手探りで開きました。青木さんはコーディネーター役だけでなく、喜界島や種子島の医師をゲストに呼んでくれました。
その後も頻繁に取材に来てくれました。私はNPO法人理事長として、子育て情報サイトや病児保育を開設し、救急隊員らに産科の知識を授ける講習会を開き、産後ケア施設も立ち上げました。「青木さんに背中を押してもらった」と思っているのに、「何言ってるのよ。あんたが走ってたのよ」と言われます。取材からいつも刺激と緊張感をもらえました。
「福岡出身なのに」か「福岡出身だから」か分かりません。ただ、青木さんは「鹿児島は離島を含めて鹿児島。離島のモデルは鹿児島のモデル」と考えています。困った人を助けたいという思いが強い方です。知事選に出ると聞いて驚いています。発想が新しく、相手の立場に立って考え、人を巻き込む力がある。向いているのではないでしょうか。
のなか・りょうこ NPO法人「親子ネットワークがじゅまるの家」理事長。3男1女の母。
青木隆子さんとの出会いは2009年2月、合計特殊出生率の全国1~3位を徳之島3町が独占したという報道の直後です。私が助産師として働いていた病院の産科が休診し、子宝日本一の島の産科は1カ所に減りました。そんな離島のお産事情を取材に来ました。
初めて会った時の印象は「あっ、青木隆子だ」。高校を卒業して島を出るまで鹿児島テレビ(KTS)の情報番組「ナマ・イキVOICE」やニュースで見ていました。本物は「元気で、きれいで、パワフル」。
取材を受ける側だった私は、逆に多くのことを教わりました。当時、与論や喜界で産科がなくなり、島外出産を強いられていました。「徳之島はまだ1カ所残っている」と安心していたところ、「1カ所になると負担が集中し、医師たちが疲弊していく。今動き出さないと島でお産ができなくなる」と、青木さんが危機に気付かせてくれました。他の島も取材していただけに、よくご存じでした。
島民と行政、病院がしっかり連携し、守っていかなければいけません。離島の産科医療を考えるシンポジウムを手探りで開きました。青木さんはコーディネーター役だけでなく、喜界島や種子島の医師をゲストに呼んでくれました。
その後も頻繁に取材に来てくれました。私はNPO法人理事長として、子育て情報サイトや病児保育を開設し、救急隊員らに産科の知識を授ける講習会を開き、産後ケア施設も立ち上げました。「青木さんに背中を押してもらった」と思っているのに、「何言ってるのよ。あんたが走ってたのよ」と言われます。取材からいつも刺激と緊張感をもらえました。
「福岡出身なのに」か「福岡出身だから」か分かりません。ただ、青木さんは「鹿児島は離島を含めて鹿児島。離島のモデルは鹿児島のモデル」と考えています。困った人を助けたいという思いが強い方です。知事選に出ると聞いて驚いています。発想が新しく、相手の立場に立って考え、人を巻き込む力がある。向いているのではないでしょうか。
のなか・りょうこ NPO法人「親子ネットワークがじゅまるの家」理事長。3男1女の母。
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