7陣営どう戦う
(2020-06-25)
6月25日告示の鹿児島県知事選には、現職、元職、新人の7人が立候補した。何を訴え、どんな戦略で17日間の選挙戦を戦い抜くのか。各陣営の責任者に聞いた。
■三反園陣営
継続の大事さ 浸透図る
農林水産業や観光を中心に、トップセールスに相当力を入れてきた。高齢者や子育て支援にもしっかり財源を確保してきた。4年間で成果を上げている。車座対話で中山間地、離島を含めた各地で県民から直接、実情や課題、要望を丁寧に聞き、目に見える形で施策に反映してきた。
ステップアップさせるには継続が必要。県内全域を回って県民に直接お願いし、推薦団体の会員にも浸透させていきたい。(池畑憲一選対常任幹事)
■有川陣営
人脈を頼って手作りで
「笑顔のある鹿児島に」をモットーに、新型コロナ対応の経済政策として、ちゅうちょない予算執行で県民が安心できる県政の実現を訴える。友人やボランティアが集う手作り選挙。移動は自分で運転することも多い。コロナ対策で、これまでインターネットを中心に持論を展開してきた。選挙戦本番は組織選挙に対抗すべく、行政職など33年で培った人脈を各地に訪ね、3密を避ける形の街頭演説や集会で支持を広げていく。(有川博幸氏)
■塩田陣営
経済振興の期待応える
鹿児島県内を既に2巡し、商工会や同窓会関係者を中心に地域の声を聞いてきた。地方創生の仕事に長年取り組んできた塩田氏だからこそできる新型コロナウイルス対策や経済振興に期待が高い。
後援会事務所の来訪者も日ごとに増え、活気がある。現職は批判も多く、自民党離れが進み、組織戦にほころびが出ていると感じる。告示後は40人程度の集会を各地で展開し、「誠実、着実」な塩田氏の思いを伝えたい。(吉満暁後援会幹事)
■伊藤陣営
親しみやすさアピール
知事を3期12年務めた実績があり、ビジョンと実行力を前面に打ち出す。3密解消を心掛け、個人演説会を開く。堅実な政策と親しみやすさをアピールできる場で、若者や女性の参加も期待したい。
新型コロナウイルス感染症対応で全国の知事の動向が報道され、その発言や発信力は国を動かすことが分かった。県民の命や暮らしを脅かす危機に、県政のかじ取りを誰に任せるのか。政策を比べて見極めてほしい。(松本秀一選対本部長)
■横山陣営
現役医師 草の根で訴え
候補者が多く、県民の選択肢は広がる。関心が高まり、投票率も上がるのではないか。川内原発の廃炉と馬毛島の自衛隊建設反対を旗印に、草の根で支持を広げたい。
新型コロナウイルス対策は、現役医師の強みをアピールする。流行再来を防ぎ、中小企業や困っている人を支える体制づくりの実現を訴える。揺るぎない信念を持ち、行動力のある人。小柄で高齢だが、「賢者の知恵」を評価してほしい。(向原祥隆後援会長)
■青木陣営
ITで新時代の選挙に
福岡出身だが、34年間鹿児島の取材を続けてきた。どの候補よりも地域の実情を知っている。「誰ひとり取り残さない鹿児島」をスローガンに、新型コロナで学習機会を失った子どもや収入が激減した非正規雇用者を救う経済政策、セーフティーネットとなるオンライン環境整備を前面に訴える。草の根で各地を回るとともに、支援する若者の力で動画サイトやテレビ会議システムを活用し新しい時代の選挙を展開する。(道免明美選対委員長)
■武田陣営
街頭で地熱開発訴える
過去の選挙でも支持を求める活動はしていない。県本土の各地を回り、大規模な世論誘導がなされていることを街頭で訴えていく。近い将来、首都圏大地震が起こる可能性が高い。その前に地熱開発を進めてエネルギーを確保しないといけない。食料自給率も高めないといけない。それができないと荒れた社会になってしまう。地熱開発が進まないのは、各地で不正が起きている可能性が高い。そのこともしっかり訴える。(武田信弘氏)
■三反園陣営
継続の大事さ 浸透図る
農林水産業や観光を中心に、トップセールスに相当力を入れてきた。高齢者や子育て支援にもしっかり財源を確保してきた。4年間で成果を上げている。車座対話で中山間地、離島を含めた各地で県民から直接、実情や課題、要望を丁寧に聞き、目に見える形で施策に反映してきた。
ステップアップさせるには継続が必要。県内全域を回って県民に直接お願いし、推薦団体の会員にも浸透させていきたい。(池畑憲一選対常任幹事)
■有川陣営
人脈を頼って手作りで
「笑顔のある鹿児島に」をモットーに、新型コロナ対応の経済政策として、ちゅうちょない予算執行で県民が安心できる県政の実現を訴える。友人やボランティアが集う手作り選挙。移動は自分で運転することも多い。コロナ対策で、これまでインターネットを中心に持論を展開してきた。選挙戦本番は組織選挙に対抗すべく、行政職など33年で培った人脈を各地に訪ね、3密を避ける形の街頭演説や集会で支持を広げていく。(有川博幸氏)
■塩田陣営
経済振興の期待応える
鹿児島県内を既に2巡し、商工会や同窓会関係者を中心に地域の声を聞いてきた。地方創生の仕事に長年取り組んできた塩田氏だからこそできる新型コロナウイルス対策や経済振興に期待が高い。
後援会事務所の来訪者も日ごとに増え、活気がある。現職は批判も多く、自民党離れが進み、組織戦にほころびが出ていると感じる。告示後は40人程度の集会を各地で展開し、「誠実、着実」な塩田氏の思いを伝えたい。(吉満暁後援会幹事)
■伊藤陣営
親しみやすさアピール
知事を3期12年務めた実績があり、ビジョンと実行力を前面に打ち出す。3密解消を心掛け、個人演説会を開く。堅実な政策と親しみやすさをアピールできる場で、若者や女性の参加も期待したい。
新型コロナウイルス感染症対応で全国の知事の動向が報道され、その発言や発信力は国を動かすことが分かった。県民の命や暮らしを脅かす危機に、県政のかじ取りを誰に任せるのか。政策を比べて見極めてほしい。(松本秀一選対本部長)
■横山陣営
現役医師 草の根で訴え
候補者が多く、県民の選択肢は広がる。関心が高まり、投票率も上がるのではないか。川内原発の廃炉と馬毛島の自衛隊建設反対を旗印に、草の根で支持を広げたい。
新型コロナウイルス対策は、現役医師の強みをアピールする。流行再来を防ぎ、中小企業や困っている人を支える体制づくりの実現を訴える。揺るぎない信念を持ち、行動力のある人。小柄で高齢だが、「賢者の知恵」を評価してほしい。(向原祥隆後援会長)
■青木陣営
ITで新時代の選挙に
福岡出身だが、34年間鹿児島の取材を続けてきた。どの候補よりも地域の実情を知っている。「誰ひとり取り残さない鹿児島」をスローガンに、新型コロナで学習機会を失った子どもや収入が激減した非正規雇用者を救う経済政策、セーフティーネットとなるオンライン環境整備を前面に訴える。草の根で各地を回るとともに、支援する若者の力で動画サイトやテレビ会議システムを活用し新しい時代の選挙を展開する。(道免明美選対委員長)
■武田陣営
街頭で地熱開発訴える
過去の選挙でも支持を求める活動はしていない。県本土の各地を回り、大規模な世論誘導がなされていることを街頭で訴えていく。近い将来、首都圏大地震が起こる可能性が高い。その前に地熱開発を進めてエネルギーを確保しないといけない。食料自給率も高めないといけない。それができないと荒れた社会になってしまう。地熱開発が進まないのは、各地で不正が起きている可能性が高い。そのこともしっかり訴える。(武田信弘氏)
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