[候補者インタビュー]青木 隆子氏(57)
「ブルドーザー」院生
(2020-06-29)
コロナで状況は一変。大学は入構禁止となった。自身は程なくオンライン授業が始まったものの、小中高は休校が続き、奪われた学習機会に思いをはせた。「子どもの成長は待ってくれない。早急に行政のフォローが必要」と感じた。
反原発団体メンバーらがつくる市民グループに声を掛けられ、政策を詰めていたが辞退。その後、友人や女性団体のメンバー、環境団体の若者らに励まされ立候補を決意した。大学のオンライン授業で講師を務める社会学者の上野千鶴子氏にも背中を押された。
元来の人好き。「電波を通して多くの人に会える」とアナウンサーを志望し、男女雇用機会均等法が施行された1986年、KTSに入社した。「出馬を考えた時、一番に島の人たちの顔が思い浮かんだ」と話すほど、離島周産期医療の取材に力を入れた。住民の代わりに全国を見て回り、報じてきたという自負がある。「大学院でも研究を続けたい」
実家は寺院も営む。「こう見えて、お坊さんになる修行も始める予定だったの」と、いたずらっぽい笑みを浮かべる。性格は「常に前向き。道をふさがれても目標に向かって突き進むブルドーザー」。好きな言葉は「袖振り合うも多生の縁」。
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