いざ決戦 準備万端
4陣営、感染対策に細心
(2020-11-22)

新型コロナウイルス感染対策で、全員マスクを着けて打ち合わせする選挙スタッフ=11月21日、鹿児島市
前県議の下鶴隆央陣営(谷山中央4丁目)は、県議時代から支えるスタッフが選挙運動用ビラや選挙カーの準備に追われた。山崎英二事務長(59)は「陣営のモチベーションも上がっている。現実味を持って20年、30年後の未来を語れるのは下鶴だけ。組織ではなく市民のための市長を選び、鹿児島を変えていこうと訴えたい」と意気込んだ。
前副市長の松永範芳陣営(荒田1丁目)は、スタッフが事務所の1階と2階に分かれて作業。来訪者や電話応対のほか、出陣式の参加者の確認や、候補予定者の日程の調整などにあたった。各地域の担当者には「密にならないで」と注意。福元修三郎事務総長(68)は「多くの支持を得られるよう、候補者と一丸となって戦いたい」と気を引き締めた。
前市議の上門秀彦陣営(山下町)は、名簿の入力作業やチラシ配布の準備などをこなした。出陣式用ののぼり旗を組み立てるスタッフの姿も。コロナ対策として出入り口を1カ所に絞り、非接触式検温システムも導入するという。幹部の一人は「市議や県議の後援会が頼り。ベテラン市議も知恵をくれるなど結束も強くなり、盛り上がってきた」と話す。
元市議の桂田美智子陣営(真砂本町)は、市議補選立候補予定者と同じ事務所を使用。ポスターや法定ビラの仕分け、選挙はがきの用意、2人をアピールするオレンジとピンクの看板据え付けなどをした。陣営の山口広延さん(45)は「公約であるPCR検査拡充の訴えに、党を超えた共感が得られている。いい戦いができそうだ」と手応えを口にした。
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