マスク着用、検温、消毒徹底 出陣式 陣営ピリピリ
(2020-11-23)

自動検温器で来場者らの体温を測定する陣営=22日、鹿児島市(田中公人撮影)
「人との距離を取ってください。キープディスタンスを」。複数の陣営の出陣式では、司会者が何度も協力を呼び掛けていた。数百人にもなる出席者は全員マスク姿。関係者は「7月の知事選よりもコロナへの警戒感が強い」と振り返った。
別の会場では入り口に検温場所を設けたほか、高齢者や障害者向けの座席を1メートル以上間隔を開けて設置した。ほかにも弁士が交代するたびにマイクを消毒するなど、対策を徹底する陣営もあった。
コロナ禍で選挙運動も一変している。候補者が支持者と固く握手する場面は少なく、拳を付き合わせたり、腕でタッチしたりしてあいさつを交わした。ある陣営幹部は「集会も自粛せざるを得ない状況で、市民の関心をどう高めていくか。候補者の訴えを届けるのも難しい」と話す。
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