2022参院選
 2022/07/12 07:59

鹿児島市選管混乱 開票作業開始が20分、投票率発表が2時間、比例結果確定が4時間半遅れ…初めての会場で準備不足、疑問票対応にも課題

遅れて始まった開票作業=10日午後10時すぎ、西原商会アリーナ
遅れて始まった開票作業=10日午後10時すぎ、西原商会アリーナ
 10日投開票された参院選で、鹿児島市選挙管理委員会が初めて西原商会アリーナ(永吉1丁目)で行った開票作業は開始が20分ずれ込んだり、比例区の結果確定が約4時間半遅れたりするなど混乱が目立った。県議補選と同日投開票のため、市選管は作業担当者を増やすなど対策を取ったものの、不慣れな会場での運営や疑問票の対応に不手際があり、課題が浮かび上がった。

 選管は、開票時間の遅れはアリーナ周辺に駐車場が少なく作業担当者が会場に隣接する臨時駐車場に集中し、渋滞が発生したためとした。一部は集合時間の10日午後9時に間に合わず、開票開始予定の9時40分ぎりぎりに入場した。

 渋滞に伴い各投票所から提出される名簿や、使用した投票用紙数などの報告書の到着も遅れた。当初は午後9時までにそろう計画だったが、9時以降に集中。作業の輻輳(ふくそう)が見込まれたため集計員を倍増して12人で対応したものの、投票率の発表は約2時間遅れの11日午前0時ごろとなった。

 選管の担当者は「初めて使う会場で担当者に入場方法などを周知していたが、周辺の交通量の予測が不十分だった」と謝罪した。

 参院小選挙区と県議補選の開票結果確定は午前1時50分を予定。しかし、小選挙区は35分、県議補選が13分遅れた。その後、立会人が比例代表の疑問票を指摘。午前2時半の予定が午前7時ごろとなった。選管は「氏名が似通った票の取り扱いなどで再点検が必要になった」と理由を説明。「判定の判断が一部甘かった部分があった」と認めた。

 初めて開票立会人を務めた鹿児島市田上台3丁目の大学生、松下弘樹さん(20)は13時間以上に及ぶ業務に疲れ切った様子だった。「書き間違いや乱れた字の票を判別するのに時間がかかった」と振り返り、「票の記入ミスを防ぐため、事前に注意喚起するなど力を入れるべきでは」と指摘した。

疑問票の取り扱いについて、立会人らと話し合う開票従事者ら=11日午前5時ごろ、鹿児島市永吉1丁目の西原商会アリーナ
疑問票の取り扱いについて、立会人らと話し合う開票従事者ら=11日午前5時ごろ、鹿児島市永吉1丁目の西原商会アリーナ
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