約１カ月半の中断を経て、サッカーＪ３が再開する。鹿児島ユナイテッドＦＣ（鹿児島Ｕ）は２８日、敵地で讃岐と対戦。前半戦９位と伸び悩んだチームは、中断期間を生かして攻守の連係を重点的に強化した。Ｊ２昇格を目指し勝負の後半戦に挑む。

　ここまで５勝４分け５敗の勝ち点１９。得点数１７はリーグ７位にとどまる。中断期間中は「毎日のようにゲーム形式の練習を積み重ねた」とＭＦ五領。攻撃パターンの練習を繰り返したといい、「その形が後半戦で出てくると思う」と話した。

　前半戦は相手クロスからの失点が目立った。上野展裕監督は「クロスやゴール前の守備をメインに修正した。どんどん良くなっている」と手応えを口にした。

　上野監督が就任して２カ月足らず。共通理解は進んでいるようだ。チーム最古参の五領は「若い選手も、監督とコミュニケーションを取り、分からなかったら僕やシャケさん（ＭＦ酒本）に聞いてくる」。ＦＷ米澤も「監督のやりたいことを理解できている。良い結果に結びつけたい」と力を込めた。