サッカーＪ３の鹿児島ユナイテッドＦＣ（鹿児島Ｕ）は１６日、鹿児島市喜入の専用練習場「ユニータ」での練習を報道陣に公開した。開幕戦を引き分けた選手たちは、２０日のホーム八戸戦に向けて「次こそは勝利を届ける」と意気込んだ。

　選手たちは攻撃陣と守備陣に分かれ、ビルドアップ（攻撃の組み立て）を入念に確認。最後はゲーム形式で激しい攻防を見せた。

　１３日にあったいわきとの開幕戦では、新加入選手が交代を含めて９人出場し、新たな力を印象づけた。

　大嶽直人監督は相手にＣＫを１本も与えなかった守備や、苦しい時間帯での集中力、球際の強さなどを挙げ、「日々の成果を出せた」と評価した。

　１得点止まりだったとはいえ、昨季の課題だったセットプレーから点を挙げたことも好材料。ＭＦ木村は「もっと良くなる感触はある。（攻撃の）流れの中から点を取れるようにしたい」と抱負を語った。