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鹿児島U 後半ロスタイムに同点弾、鹿屋体大に辛勝で天皇杯へ 主力と控えの実力差に課題 サッカー鹿児島県選手権
(2022-05-10)
前半、ゴール前に攻め込む鹿児島U・ロメロ=白波スタジアム
延長前半4分、鹿児島U・米澤がゴールを決め3-2と勝ち越す=白波スタジアム
後半ロスタイム、鹿児島U・井原が倒れ込みながらシュートを放ち、同点に追いつく=白波スタジアム
鹿児島Uは、第102回天皇杯全日本選手権の出場権を獲得。鹿児島Uは22日、白波スタジアムである天皇杯1回戦で、福岡県代表のギラヴァンツ北九州(J3)と戦う。
◆土壇場でプロの本領
鹿児島Uが1-2で迎えた後半ロスタイム。「このまま終わるわけにはいかない」。ラストワンプレーのFKからDF井原が同点弾を押し込み、延長戦で決着。土壇場でプロの本領を発揮し、辛うじて面目を保った。
リーグ戦から中2日。主力はベンチから見守り、控え組が多く先発した。ただ、大学生相手に何度もボールを奪われ、カウンターをくらう。躍動感のある本来の攻撃は影を潜め、自陣でボールを回しているだけのように見える時間もあった。
終盤まで劣勢は続き、米澤や有田ら主力を投入せざるを得なかった。ゲームキャプテンを務めた野嶽は「(普段の)スタメン組に助けられた。元々のメンバーで取り切りたかった」と唇をかんだ。
主力と控え組の実力差が浮き彫りになった試合だった。大嶽直人監督は「パフォーマンスは問題ない。個性を出してくれた」とした上で、ゴール前の強度やボールの奪いどころに改善を求めた。
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