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昨季3位の鹿児島ユナイテッドが新体制発表 3月開幕の新シーズンへ中堅を補強「J3優勝、J2復帰を」 サッカー
(2023-01-11)
今季の意気込みを語る鹿児島ユナイテッドの大嶽直人監督=西原商会本社
活躍を誓う鹿児島ユナイテッドの大嶽直人監督(前列中央)と新加入選手=西原商会本社
昨季は昇格圏の2位に勝ち点1差で及ばず3位。シーズン中盤以降に勝ち点が伸び悩んだ。30代が多いメンバー構成のため、体力やコンディションの持続が難しかったことが一因に挙げられた。
新体制では他チームで主力として活躍していた20代中盤の中堅選手を多く獲得した。シーズン通して安定した戦いができるよう選手層を厚くする狙いだ。登尾顕徳ゼネラルマネジャーは「特長を持った選手が加入しサッカーの幅が広がる」と手応えを口にした。
攻守ともにレベルアップを図る考えの大嶽監督は「チーム全員で覚悟を持って頂点を狙いにいく」と決意を示した。徳重剛代表は「新たなスタジアムに向けた機運向上のため勝負の一年になる」とあいさつした。
新加入選手もそれぞれアピール。宮崎から加入したMF千布(ちぶ)一輝は対戦時にサポーターと選手の一体感に圧倒されたといい、「今年からその声援を背に戦えることが心強い」とうれしそう。ユースからトップチーム昇格を果たしたFW武星弥は「クラブがどんどん上にいくため、鹿児島のエースストライカーになれるよう頑張る」と意気込みを語った。MF山口卓己は体調不良のため欠席した。
11日に初練習を実施。リーグ開幕戦は3月4日か5日、ホームでJ3初参入のFC大阪と対戦する。
■大嶽直人監督の一問一答
-昨季を踏まえて、今季のチームづくりは。
「ベースは一緒だが、守備はより強固に、攻撃はよりゴール前で人数をかけて迫力を持たせたい。インテンシティー(強度)を高くし、持続させないといけない。全選手ができるようにしたい」
-選手編成の手応えは。
「J3で優勝できるチームだと思う。強くなろうという選手が多いのでうまく融合できれば目標を達成できる。クラブが手を貸してくれて感謝している」
-選手に求めるものは。
「覚悟を持ち、普段のトレーニングからわずかなところでも手を抜かず、限界を超えてもらいたい。チームのためにどれだけできるか示してほしい」
-ワールドカップで参考になるものはあったか。
「ゲーム終盤の戦い方だ。11人だけでなく、流れを持ち込める選手も必要。もちろん最初から出場する(ことを目指す)のは当たり前だが、そういう選手も育成していきたい」
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