サッカーＪ３の鹿児島ユナイテッドＦＣ（鹿児島Ｕ）は１１日、鹿児島市喜入の専用練習場「ユニータ」で今季初の練習を行った。約２時間、ボール回しやミニゲームなどで汗を流した。

　ペース走の前後には脈を測る新たな取り組みも実施。大嶽直人監督はリーグ後半戦を戦うための走力強化を意識しているという。ワールドカップで話題を集めた「三笘の１ミリ」にも言及し、「プレーの中で数メートル、１ミリの差を縮めていかないと」と力を込めた。

　昨季の主力も残り、ＦＷ有田やＤＦ広瀬らを中心に終始和やかな雰囲気だった。有田は「（新加入の中には）まだ表情が硬い選手もいた。ほぐしていくのが僕の役割」と笑顔。いわきから加入したＦＷ鈴木は「優しい選手ばかりでプレーしやすい。早く自分の色を出して存在感を示したい」と意気込んでいた。