特別国民体育大会・燃ゆる感動かごしま国体（鹿児島国体）は１０月７日に開幕する。会期前競技の水泳、ローイング、ビーチバレーボール、体操、レスリング、ゴルフは９月１６～２４日に先行開催する。鹿児島県勢は選手・監督ら約１７０人が参加。郷土の期待を背負い、上位入賞を目指す選手たちを紹介する。

【水球】
　少年男子、女子ともに日本一を狙える盤石の布陣がそろった。

　少年男子は全国高校総体３位の鹿児島南が出場する。ＧＫ大庭と米玉利の成長で、伝統の「堅守速攻」に磨きをかける。３点差を追いかける練習を積んだことで、接戦にも強くなった。

　ポイントゲッターは経験値の高い櫨山。相手の裏をかくのがうまい山縣、シュートパターンの多い東福も得点力がある。スピードのある玉城や「水球ＩＱ」の高い簗瀬、守備範囲の広い篠原と個性派がそろう。

　女子は、エース有馬優（県スポーツ協会）とＧＫ川田代（同）の日本代表２人を擁する。有馬優は個人技を生かして得点を量産。遠投力がある川田代はパスの精度も高い。

　対人に強い山本（同）も高い攻撃力を持つ。守りのうまい渋谷（同）の加入によりディフェンス力も向上。有馬優と小学時代から練習してきた相良（明星学園国際医療専門学校）や、有馬福（ペコちゃん保育園）の息の合ったプレーにも注目だ。

　☆少年男子　江口朝永監督（鹿南高教）米玉利竜司（鹿南高）平川歓大（同）東福壱昊（同）揚野悠聖（同）牟田翔樹（同）大庭竜一（同）櫨山智己（同）玉城弘誉（同）山縣浬（同）篠原修平（同）簗瀬亮冴（同）▽女子　有馬康一監督（鹿児島市水泳協会）川田代悠花（県スポーツ協会・ルームコンサルティング）有馬優美（同・吹上実総）相良和音（明星学園国際医療専門学校）新藤汐砂（ＪＡ新潟厚生連柏崎総合医療センター）有馬福美（ペコちゃん保育園）山本実乃里（県スポーツ協会）別府林瑚（東京女体短大）山下桃子（秀明大）簗瀬紗采（東海大）渋谷紗代（県スポーツ協会）新田真奈美（グローアップ放課後デイサービスＱＵＩＬＬ）