2021/07/21 00:02

憧れのレジェンド上野由岐子と同じ舞台へ ソフト川畑、金メダルの夢の再現を 東京五輪

4月に出水市であった日本リーグで笑顔を見せる川畑瞳選手。金メダル獲得に期待が懸かる=ブルーチップスタジアム
4月に出水市であった日本リーグで笑顔を見せる川畑瞳選手。金メダル獲得に期待が懸かる=ブルーチップスタジアム
 憧れの選手たちと最高峰の舞台へ-。東京五輪は21日、開会式に先立ち福島県でソフトボールが始まる。鹿児島市出身の川畑瞳選手(25)=デンソー=は、2008年北京五輪で金メダルに輝いた上野由岐子、山田恵里の両選手らレジェンドとともに、夢の再現に向けた第一歩を踏み出す。

 北京五輪の時は明和小学校6年生だった。五つ上の兄勇樹さん(30)と、祖父母宅でアイスクリームを食べながら米国との決勝を観戦。当時、投手だった少女は、上野投手が強打の米国打線をわずか1点に抑える熱投にくぎ付けとなった。

 そんな娘に母さつきさん(58)は「頑張っていたら(上野選手たちと)一緒にやれるかもしれないよ」と言葉を掛けた。ただこの時、母は12年ロンドン五輪でソフトボールが正式競技から除外されることを知らなかった。

 「いつか日本代表に」との願いは父建一さん(55)も同じ。男の子に引けを取らない娘に、強豪の神村学園中・高等部への進学を勧めた理由だった。夢を託された娘は数々の挫折や故障を乗り越え、高校3年で全国総体を制覇。15年に日本リーグ1部のデンソーに入り、着実にレベルアップしていった。

 そして2年目の16年夏、吉報が舞い込んだ。東京五輪でのソフトボール復活が決まったのだ。同年に日米対抗や世界選手権代表に選出されていた娘に建一さんは「五輪も行けよ」と激励した。

 「自分の持っている力を最大限発揮する」。今年3月、五輪代表決定時の川畑選手の決意だ。メンバーには上野選手のほか、主将を務める山田、峰幸代の両選手と3人の北京メンバーも選出された。母の言葉は現実のものとなった。川畑選手は「誰もが立てる場所ではない五輪に、憧れの人と出られるのはうれしい」と喜びをかみしめる。

 新型コロナウイルス禍で無観客となり、スタンドに応援の声は響かない。「寂しい気持ちはあるけれど、テレビで応援していただけたら」。13年前の自分のようにテレビを見ている日本中の子どもたちへ勇姿を届ける。背番号10は心に誓っている。

小学生の頃の川畑瞳選手。6年時はエースで、上野由岐子選手に憧れた(家族提供)
小学生の頃の川畑瞳選手。6年時はエースで、上野由岐子選手に憧れた(家族提供)

4月に出水市であった日本リーグで活躍する川畑瞳選手。金メダル獲得へ期待が懸かる=ブルーチップスタジアム
4月に出水市であった日本リーグで活躍する川畑瞳選手。金メダル獲得へ期待が懸かる=ブルーチップスタジアム
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