7月にJ3・鹿児島ユナイテッドFCのマイクロバスが電柱に衝突し、下部組織の選手が負傷した事故について、クラブは11月12日、原因は60代男性運転手の居眠り運転だったと発表した。クラブは男性運転手と結んでいた業務委託契約を10月末で解除した。「事態を厳粛に受け止め、再発防止策を徹底する」としている。
クラブによると、運転手と乗っていた男子中学生10人の計11人全員が、骨折や打撲などを負い、一部は現在も通院している。運転手には過失運転で人にけがをさせた疑いが持たれ、県警による在宅捜査が続いていた。10月下旬に一定の捜査結果が分かり、アルコールや薬、過労は原因ではなかったという。再発防止として、AIドライブレコーダーの導入などに取り組む。
事故を巡っては、7月5日午前8時ごろ、鹿児島市谷山中央8丁目の市道で、バスが中央線をはみだし、対向車線沿いの電柱に衝突した。バスは同市喜入の練習場に選手を送迎していた。