ロッカーに押しつけ叱責、頭をたたく 鹿児島県教委が体罰の教諭ら4人を処分 25年度の懲戒は2桁11件に

2025/11/14 21:00
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 鹿児島県教育委員会は14日、体罰など不適切な指導をした鹿児島地区の県立学校教諭(55)ら2教諭の懲戒処分を発表した。2025年度の教職員の懲戒は計11件。このほか、県教委事務局職員2人の懲戒処分も発表した。事務局職員の懲戒は16年度以来9年ぶり。

 教職員課によると、県立学校教諭は減給3カ月(給料月額と教職調整額の10分の1)。24年5〜11月、授業中に少なくとも3回、生徒2人を怒鳴った。9月ごろには生徒1人の両肩をつかみ、ロッカーに押しつけながら叱責(しっせき)。25年2月ごろには同じ生徒の頭を左手のひらで1回たたいた。教諭は23年12月ごろに体罰で指導を受けていた。

 姶良・伊佐地区の小学校教諭(64)も体罰で戒告処分。25年1月ごろ、児童の胸ぐらをつかみ顔を1回たたいた。保護者から学校への報告で発覚した。

 総務福利課は、県教委本庁の30代係長級職員を減給3カ月(給与月額の10分の1)とした。同課によると、1月〜3月にかけ、権限のない情報を業務用パソコンで閲覧、保存していた。

 出先機関に所属する50代係長級職員は戒告処分。7月に私用で車を運転中、鹿児島市の一般道で時速36キロ超過の速度違反を起こした。

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