鮮やかに色づく紅葉を楽しむ登山客ら=14日、高千穂峰登山道
霧島連山で紅葉が見頃を迎えている。鹿児島県霧島市霧島田口の高千穂河原では14日、ウリハダカエデやシロモジが赤や黄に色づき、登山客でにぎわっていた。
自然公園財団高千穂河原支部によると、10日ごろから朝の気温が0~2度まで下がるなど冷え込みが強まり、一気に色づいた。この週末が最盛期で、20日ごろまでは楽しめそうという。
登山客は紅葉のアーチをくぐり、散策や撮影を楽しんでいた。愛知県武豊町から夫婦で訪れた小崎智司さん(72)は「彩りが見事。来てよかった」と笑顔で話した。
同支部によると、丸尾から大浪池登山口へ続く県道1号沿いや、えびの市の六観音御池も見頃を迎えている。同支部の修行祐太主任(41)は「新燃岳の降灰にも負けずきれいに色づいてくれた。たくさんの人に見に来てもらいたい」と呼びかけている。