ホームセンターの片隅で日に日に大きくなる”ウパ吉”を連れ帰った投稿主さん。そして…
1年前、ホームセンターでクリアカップに入ったまま売れ残っていたウーパールーパーを迎えた男性。体長10センチに満たなかった小さな“ウパ吉”は、栄養満点のエサを食べてグングン成長。さらに、成長の過程でメスである可能性も見えてきて…。1年で巨大化し新事実が発覚したウーパールーパーの最新動画に反響があり、「うっわ!デカくなったねぇ」「ベビー誕生とか夢広がる」などのコメントが寄せられている。投稿者で生き物系YouTuberの真釣ちゃんねる(@maturich)さんに話を聞いた。
【画像】売れ残りのウーパールーパー1年後の姿は…?
■おとぼけ系の可愛い顔に反してワイルドな捕食「ギャップが魅力」
――売れ残り購入&飼育から約1年、ウーパールーパーの“ウパ吉”シリーズが人気です。はじめてのウーパールーパー飼育とのことですが、1年間の飼育でどのような発見や驚きがありましたか?
「飼育を始めてまず驚いたことはその成長スピードです。予想以上の早さでどんどん大きくなるので飼育当初は30cm×30cmサイズの水槽に導入していましたがすぐに狭くなり、現在では60cm×45cmサイズの水槽で飼育しています」
――水槽が倍の大きさに!
「そうなんです。発見としては、稀に陸上化する個体がいるという事。ウーパールーパーはサンショウウオの中では珍しく幼体の姿(エラ呼吸での水中生活)のまま性成熟する生き物ですが、ウーパールーパーについて調べていくにつれ、ごく稀に陸上化へと変態しエラが無くなり肺呼吸と皮膚呼吸になる個体が出てくるということを知りました。陸上化しやすい条件もあるようなので、その姿もいつか観察してみたいと思いました」
――水中生物が陸上化に変態を!? まさに生命の神秘…。“ウパ吉”の動画には「可愛い」のコメントが相次いでいますが、飼い主さんとしてはどのような部分に魅力を感じますか?
「可愛さはもちろんですが、個人的な魅力としては普段のあのおっとりとした顔つきや体の動きからは想像できないようなウーパールーパーの食性です。肉食中心の食性で野生の個体は目の前を動く小魚やエビ、水生昆虫などなんでも捕食します。我が家のウーパールーパーにもピンセットで冷凍の小魚を近づけると、ものすごい速さで食いつき丸飲みにします。普段とのそのギャップにとても魅力を感じます」
――そうなんですね(笑)。ギャップといえば…飼育から1年、実は“ウパ美”かもしれないことが判明した“ウパ吉”。旦那さん候補の “うぱお”との生活も始まりました。今後の飼育プランについてお聞かせください。
「産卵から孵化といった繁殖過程の観察を映像として残していけたらと思っています。可能ならば陸上化計画もやってみたいです。そして何より当初からの目標である『目指せ体長30cm!』これを実現できたらと思っています」