映画『TOKYOタクシー』舞台あいさつに登壇した(左から)木村拓哉、倍賞千恵子、山田洋次監督 (C)ORICON NewS inc.
俳優の倍賞千恵子(84)、木村拓哉(52)、山田洋次監督(94)が12日、大阪市内で行われた映画『TOKYOタクシー』(11月21日公開)舞台あいさつに登壇した。
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倍賞と木村は、宮崎駿(※崎=たつさき)のアニメーション映画『ハウルの動く城』(2004年公開)でも共演している。倍賞は「その時はアニメーションでしたので声だけでした」と振り返り、今作での実写での共演について語った。
今作では、木村がタクシー運転手役、倍賞が乗客役。倍賞は「後ろ姿ばっかり見ていた」としつつ、「バックミラーにうつる木村くんの目がすごく大きくて」と表現。「目が小さな渥美清さん」と比較して笑いをとりつつ、木村について「目力がある方だな」と感慨深げに語った。
同作は、フランスで初登場新作1位を獲得、2022年に日本でも公開されヒットしたフランス映画『パリタクシー』が原作。昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市・東京を舞台に、人生の喜びを謳いあげる、感動のヒューマンドラマ。
毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々とのしかかる現実に、頭を悩ませていた。そんなある日、浩二のもとに85歳のマダム・高野すみれ(倍賞)を東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼。東京のさまざまな場所をめぐりながら、たった1日の旅が、やがて2人の心と人生を大きく動かすことになる。