84歳・倍賞千恵子、“キャピキャピ”時代を語る 大阪に感謝「映画界に入るきっかけだった」

2025/11/12 19:59
キャピキャピ時代を語った倍賞千恵子 (C)ORICON NewS inc.
キャピキャピ時代を語った倍賞千恵子 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の倍賞千恵子(84)、木村拓哉(52)、山田洋次監督(94)が12日、大阪市内で行われた映画『TOKYOタクシー』(11月21日公開)舞台あいさつに登壇した。

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 大阪をめぐるトークで、倍賞は「たこ焼きがおいしかった」と楽屋で満喫したとにっこり。「それと私、昭和36年に、六十何年前になるんでしょうね?『斑女』という映画でデビューして。大阪から家出してきたキャピキャピの女の子の役だった」と懐かしんだ。

 大阪城の堀でスチール撮影があったと振り返り、「下が砂利道だったから走りにくいし、そんなに速く走れなくて…。キャメラマンに怒られた記憶がある」と笑っていた。そして「映画界に入るきっかけだった」と、しみじみ大阪に感謝を伝えた。

 同作は、フランスで初登場新作1位を獲得、2022年に日本でも公開されヒットしたフランス映画『パリタクシー』が原作。昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変化する大都市・東京を舞台に、人生の喜びを謳いあげる、感動のヒューマンドラマ。

 毎日休みなく働いているタクシー運転手の宇佐美浩二(木村)。娘の入学金や車検代、家の更新料など次々とのしかかる現実に、頭を悩ませていた。そんなある日、浩二のもとに85歳のマダム・高野すみれ(倍賞)を東京・柴又から神奈川・葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。次第に心を許し始めたすみれは「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼。東京のさまざまな場所をめぐりながら、たった1日の旅が、やがて2人の心と人生を大きく動かすことになる。

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