関西電力高浜原発4号機(右)と3号機=福井県高浜町
関西電力が再稼働を目指す高浜原発4号機(福井県)で原子炉などの冷却水が漏れた問題で、関電は22日、配管に取り付けた弁のボルトの締め付けが不十分だったことが原因との調査結果を発表した。
関電は26日ごろの再稼働を目指し、21日に最終的な起動試験を予定していたが、トラブルを受け延期した。工程はすでに1日程度ずれ込んでおり、再稼働が遅れる可能性がある。
関電は22日中にボルトの締め付けなどの対策を実施し、起動試験を始める方針。
冷却水漏れは、20日にホウ素濃度を調整する系統に通水した際、警報が鳴って発覚した。