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鹿児島名物・路面電車。
現在の路線をめぐる「旅」はひとまず終わり。今度は懐かしの旧伊敷線・上町線の沿線を訪ねて、“旅”に出ませんか。
今はもう電車は走っていないけど、かつて電停があった周辺は、今でも魅力がいっぱい! |
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…旧伊敷線
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“にぎやかな町”を目指して
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| 旧草牟田村の中心地だった中草牟田。だが今は、国道3号を境に人の流れが分断され、両方を行き来する人が少なくなっているようだ。「草牟田通
り会」では、活気あふれる商店街を目指して町づくりに励んでいる。 |
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道行くおばあちゃんに「キュウリを1本、ジャガ芋を2個ち、いいひここがなっで助かっちょっと(要るだけ買えるから助かってるの)」と教えたもらったのが、「きたの商店」。
果物や野菜が並ぶ店先を訪ねると、「電車が走っていたころは、車が電停にぶつかる事故が多かったんですよ」と2代目店主の北野修さんが教えてくれた。
増え続ける車、お客さんの高齢化が進む中で「城山団地側の人に、国道を横断して買い物にきてもらうのは大変なこと」と北野さん。だからこそ「おいしくて安全なものを提供したい」と、できるだけ有機農産物を仕入れるようにしている。
中でも、添加物の入らないエサと電子水で育てた鶏が産んだ卵「電子卵」(1パック280円)は、自信の品だ。
世間話を楽しみにお店にくる高齢のお客さんのために、イスを用意しているという奥さん。心づかいに、じ〜んときちゃう。 |
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大きな看板が目立つお菓子屋さん「広栄堂」。中に入ると、和菓子や洋菓子のケースの上に、戦闘機のプラモデルがたくさんぶらさがっている。「主人の趣味なのよ」と笑いながら奥さん。
ケースの中から「チーズケーキ」(230円)と、「コーヒーゼリー」(250円)を選んで買った。さっそく、店内のテーブルで食べてみよう。
チーズケーキは、濃厚な味でうれしくなるくらい私好みだ。続けてコーヒーゼリーをツルッ。これまたほろ苦さと甘さがちょうどいい。
「このコーヒーゼリーを『東京へのおみやげに』って、買っていくお客さんもいるんですよ」とご主人。…納得です!
火・木曜日は、ケーキを店内で食べる人に紅茶をサービスしているんだって。ヤバイ! 毎週通
ってしまいそう…。 |
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「黒米アリ (マス)」の張り紙にひかれて入った「打越商店」。ここは、ご主人の打越成三さんと息子の竜一さん夫婦の3人で営む自家精米の店だ。入来町の田んぼで収穫された黒米(300g・1000円)を見せてもらった。細長くて黒々としている。
「普通のお米3合に小さじ1ぐらいの割合で黒米を入れると、お赤飯みたいな色でもちもちっとした感じになるんですよ」とお嫁さんの福美さん。ポリフェノールやミネラルが豊富な健康食品として人気があり、入荷待ちのお客さんがいるそうだ。
大口や宮之城など県内の米の仕入れは、田んぼと保管状況を見て決めるという徹底ぶり。地下には精米機を設置し、「つきたてをくいやん」というお客さんの声にこたえている。
毎日食べるお米だもん、こんなお店で選びたいよね。 |
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歩いていると、建物を囲むように何枚もの木の看板や表札が掲げられた店を発見! ギャラリー? それとも看板屋さん?
「ここは『筆文字の莫夢(ばくむ)』。揮毫(きごう)屋です」と店主の野田益三さん。看板や表札、賞状書きを請け負うほか、天然木に野田さんが好きな言葉を書いたものを展示販売している。看板は、関東や関西の飲食店からの注文が多いとか。
力強いのに優しく語りかけるような野田さんの字は、不思議な魅力に満ちている。ヒノキに書かれた「不平不満は愚痴るより発条(バネ)にせよ」の言葉もスンナリ心に入ってくる。
「自分がこれだ! と思った言葉をだれにでも読める字で書いています」
お客さんの中には、店内に並ぶ”言葉“の数々を読んでいるうちに、泣き出す人もいるらしい。自分をわかってくれる人がいる…。そんな気持ちになるのかもしれないな。 |
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もう一度、国道を渡ってアリーナまで行ってみよう。
石門の下に立つと、ひんやりして涼しい〜。でも、ここが旧鹿児島刑務所の正門だったことを思うと、ちょっと緊張するな。
さあ、そろそろランチにしよう。目指すは、友だちが教えてくれた「CAF′E de MANONアリーナ店」の「本日のサービス品」。このサービスがあるのは、アリーナで大会やコンサートなどの催し物がない日だけ。ラッキー!
今日のメーンは、スパゲティ。4種類の中からタラコをオーダーすると、間もなくボリュームのあるスパゲティとサラダ、厚切りのトーストに、コーヒーシフォンケーキまでついてきた。これで550円は、お得!
さらに、プラス100円で飲み物かソフトクリームが付くんだって。「別 腹、別腹」。そう自分に言い聞かせながら(?)ソフトクリームをペロリ! う〜ん、満足。
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イラスト 国生 敬 kokusho@ruby.ocn.ne.jp
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