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京都大学や鹿児島大など全国の9大学と気象庁は2009年12月10日未明、桜島でダイナマイト爆破による人工地震の波形をとらえ、マグマの経路など地下構造の把握を目指す火山体構造探査を行った。桜島での探査は昨年に続き、2回目。京大防災研究所火山活動研究センターなどが、年度内にデータを解析する。
昨年の探査で、マグマだまりからのマグマの経路の可能性が高いと推定された桜島北東部15カ所に深さ10メートルの穴を掘り、各20キロのダイナマイトを爆破。設置した計246台の地震計で地震波形をとらえた。
爆破は10日午前0時7分から午前2時27分まで実施。報道陣に公開された鹿児島市桜島白浜町の爆破地点では、鉄製パイプで地下に設置したダイナマイトを爆破すると、圧力をかけ爆破のエネルギーを効率よく地震波に変えるためパイプに入れた水が勢いよく噴き出した。(南日本新聞)