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京都大学や鹿児島大学など9大学と気象庁は13日未明、ダイナマイト爆破で人工地震を起こし、桜島のマグマを探る構造探査を実施した。2008年から5年連続。鹿児島湾の姶良カルデラにあるマグマだまりから桜島へのマグマの通り道と考えられている、桜島北東部を中心に調べた。
探査は、地下のマグマなどが地震波を反射する特性を利用し、マグマの位置を調べる。これまでの探査では、09年以降に桜島の活動が活発化した際、比較的浅い所でマグマの動きが見られた。
13日は午前0時すぎから約2時間かけ、島内14カ所でダイナマイト20キロを爆破。約250カ所の臨時地震計で地震波を捉えた。鹿児島市桜島白浜町の発破点では、鉄製パイプを通し地下10メートルに埋めたダイナマイトを爆破し、パイプ内の水が噴き上がるのが見られた。
京大防災研究所火山活動研究センターの井口正人教授は「調査で、昨年冬から今年初めにかけて活動が活発だった時期のマグマの動きが見られることを期待している」と話した。
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