ああするべきだ、こうするべきだ…「べっきー病」の妻、年々ひどくなってます
2025年9月10日
回答者:林家彦いち師匠
【質問】妻はいつも他人の言動をはじめ社会や政治に対して「~するべきだ」と怒っています。私は“べっきー病”と呼んでいます。怒りの内容は至極まともで、その通りだと思いますが、不満を聞かされ続けのはつらいものです。見て見ぬふりができないようで、バスの2人掛けに1人で座っている人に荷物を膝に抱くよう指導したりします。“病”は年々ひどくなっているようです。(70代男性)
【回答】「こうするべきさん」は存在しますね。われわれの世界にも「べき師匠」や「小言師匠」は健在で、連日お小言をばら撒いております。ただ自分を俯瞰(ふかん)して見ており、正論を一方的に吐いていることを自覚しています。
奥さまが自覚しているかどうかで対応は変わります。
自覚している場合は救いがあります。横で「はい、始まっちゃたねぇ。正論の母!」と相づちを打ってあげましょう。すると「今日はこれくらいにしておこうかしら」、はたまた「ちょっと言い過ぎちゃったかしら、どう思う?」となります。
街中で正論を言いづらい現代では、そこまで言う人は少なく、貴重な存在です。年長者の役割でもあります。「ひと言申す」のタスキをかけて町内に立つとか、コンビニ前で飲んでいる若者たちに声をかけるとかしてほしいです。大事なことは愛嬌(あいきょう)を添えることです。きっと街の人気者になります。アタシも一言言われたい、という人が出てきたらしめたものです。
しかし自覚してない場合はやや面倒です。相談者さんがひと頑張りしましょう。そしてたまには言ってみてはいかがでしょうか。「夫婦はもっと理解するべきだよ。それにはお互いを尊重するべきなんだ」。横で黙って聞いてるのでストレスを感じるのです。相手を理解し、「べき」にひと言申す伴侶。愛嬌が加われば、穏やかにモラルを守り続けることができます。
相談者さんがそっと道筋を立ててあげましょう。そうすると奥さまは少しずつ、小言を言われた人がどう感じるのか、理解できるようになるのでは。夫婦和合です。
【回答】「こうするべきさん」は存在しますね。われわれの世界にも「べき師匠」や「小言師匠」は健在で、連日お小言をばら撒いております。ただ自分を俯瞰(ふかん)して見ており、正論を一方的に吐いていることを自覚しています。
奥さまが自覚しているかどうかで対応は変わります。
自覚している場合は救いがあります。横で「はい、始まっちゃたねぇ。正論の母!」と相づちを打ってあげましょう。すると「今日はこれくらいにしておこうかしら」、はたまた「ちょっと言い過ぎちゃったかしら、どう思う?」となります。
街中で正論を言いづらい現代では、そこまで言う人は少なく、貴重な存在です。年長者の役割でもあります。「ひと言申す」のタスキをかけて町内に立つとか、コンビニ前で飲んでいる若者たちに声をかけるとかしてほしいです。大事なことは愛嬌(あいきょう)を添えることです。きっと街の人気者になります。アタシも一言言われたい、という人が出てきたらしめたものです。
しかし自覚してない場合はやや面倒です。相談者さんがひと頑張りしましょう。そしてたまには言ってみてはいかがでしょうか。「夫婦はもっと理解するべきだよ。それにはお互いを尊重するべきなんだ」。横で黙って聞いてるのでストレスを感じるのです。相手を理解し、「べき」にひと言申す伴侶。愛嬌が加われば、穏やかにモラルを守り続けることができます。
相談者さんがそっと道筋を立ててあげましょう。そうすると奥さまは少しずつ、小言を言われた人がどう感じるのか、理解できるようになるのでは。夫婦和合です。

本名・安田修 1969年生。日置市出身。はなし家。趣味はアウトドア、カメラ、格闘技観戦。