鹿児島県は20日、鹿屋市打馬の惣菜製造業「3PEACE」が提供した弁当で食中毒が発生したとして、同日から3日間の営業停止命令を出したと発表した。2〜49歳の男女22人に吐き気や嘔吐、腹痛などの症状があり、便と吐しゃ物から黄色ブドウ球菌が検出された。
県生活衛生課によると、15日に調理した唐揚げやミートボールが入った弁当351個を、鹿屋保健所管内であったスポーツ大会で提供。弁当を食べた15グループのうち8グループで症状が出た。10人が医療機関を受診し、うち2歳の女児と10歳の男児が一時入院したが、すでに退院。全員快方に向かっている。同事業所は17日から営業を自粛している。