船首部がへこんだ「結Lineこしき」=22日、薩摩川内市の里港(串木野海上保安部提供)
22日午前8時45分ごろ、薩摩川内市の甑島といちき串木野市を結ぶフェリー「結Lineこしき」(1110トン)が上甑島の里港に入港時に「波消しブロックに接触した」と、運航する甑島商船を通じて串木野海上保安部に通報があった。乗員乗客25人にけがはなく、貨物の損傷もなかった。
同保安部によると、フェリーは下甑島の長浜港を出て里港に入港中、北側の防波堤のブロックに衝突した。船首部の正面にへこみが見つかったが、浸水や油漏れは確認されていない。
フェリーは1日2往復しているが、甑島商船は同日の全便を運休。希望する予約客は川内港発着の高速船甑島に振り替えた。23日以降の運航は未定。同社は「お客さまには大変ご迷惑をお掛けするが、ご了承をお願いしたい」としている。