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宮崎県小林市は22日、同市野尻町三ケ野山の釘松浄水場給水区域で7月14日採水した水道水から、国が定める暫定目標値を超える有機フッ素化合物(PFAS)を検出したと発表した。市は検査結果が判明した8月4日以降、同浄水場からの取水を停止し、他の配水池から給水。混入の原因は不明で、健康被害は確認されていない。
市上下水道局によると、水質検査を担当した業者から8月4日、国が定める暫定目標値、1リットル当たり50ナノグラム(ナノは10億分の1)を上回る61ナノグラムのPFASを検出したと連絡があった。同じ場所で8月7日に採取した水を再検査したところ16ナノグラムで目標値内だった。
同局は9月14日と20日の計3回、給水区域の103世帯、約200人を対象にした説明会を開き、計62人が出席。釘松浄水場からの給水を当面停止することや、県が半径500メートルで調査を行う方針などを説明した。子どもを持つ家庭から不安を訴える声が出たという。