都城市の大淀川水系で爆発的に増えている外来肉食魚「コウライオヤニラミ」
宮崎県都城市の大淀川水系で爆発的に繁殖している外来肉食魚「コウライオヤニラミ」を対象とした初の釣り大会が27日に開かれる。主催するNPO法人「都城大淀川サミット」(宇都年文理事長)は「多くの人に参加してもらい、外来種の脅威への理解を深めてほしい」と話している。
朝鮮半島原産のコウライオヤニラミは2017年、大淀川水系の萩原川で生息が確認され、その後の調査で生息域が都城市全域に広がっていることが確認された。旺盛な食欲で、オオヨドシマドジョウなど在来魚種の食害が心配されている。
24年8月には、宮崎県内水面漁場管理委員会が、大淀川での採取や持ち出し、県内他河川への移動を禁止する指示を出した。釣り大会は同指示を周知し、駆除の機運を高めるのが狙い。
大会は27日午前10時~午後3時。同市都島町の川の駅公園で同日午前9時半から受け付け。参加には事前申し込みと傷害保険料(100円)が必要で、小学生以下は要保護者同伴。成績優秀者は表彰し、景品もある。24日までに都城大淀川サミットのホームページから申し込む。