木が視界を遮る有料観覧席から20代女性が撮影した動画の一部(読者提供)
8月にあったかごしま錦江湾サマーナイト大花火大会の有料観覧席で花火が見えづらかった問題で、実行委員会事務局の鹿児島市観光振興課は9月30日までに、補償対象24席のうち12席の購入者から申し出があったと明らかにした。うち9席がチケット代の全額返金を選んだ。
大会は同市の鹿児島港本港区で8月23日にあり、B升席(8000円、定員4人)の一部で木に視界を遮られたと苦情が寄せられた。実行委員会は9月19日、2本の木に遮られ花火が見えづらかったB升席の24席を選定し、全額返金または次回大会のチケットを贈る対応を発表していた。
申し出のあったうち、3席を買った人は次回大会のA升席(1万2000円、定員4人)のチケットを選んだ。同課=099(216)1327=は、残り12席の購入者に連絡を呼びかけている。